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両関×口上人本舗の初コラボ商品!
『女子による 女子のための日本酒』の誕生ストーリー

両関酒造さんからコラボのお話を一番最初にいただいたのは今年はじめの頃でした。
両関酒造さんでも女性スタッフが活躍していて、口上人本舗のスタッフもほとんどが女性であることから、女性だけのチームを作って日本酒を造ってみませんか?というありがたいお話。
口上人本舗スタッフはそのお話をいただいた時はみんな嬉しくて、二つ返事でこの企画を進めることになりました。
しかしその後…
コロナウイルス感染症が全国的に拡大。緊急事態宣言なども受け、このコラボ企画は幻と化する寸前となってしまいました。
『女性スタッフによる女性のための日本酒』。
造ってみたかったなぁ…と諦めかけて数ヵ月後のお話 ――――。

諦めたらそこでなんとやら

新しい生活様式が主流となってきた頃。
今となっては日常の一部となっているリモートを使ってこの企画も実現できる状況に変わってきたのです。
一度消えかけた私たちのこの企画はあれよあれよという間に本格的に進み、ついに緊張のリモートでの初顔合わせ。
今回のお酒は両関酒造さんが「百田(ひゃくでん)」と「一穂積(いちほづみ)」という新しい酒米を使用して醸したもので、それを両社の女性スタッフがコンセプトから方向性、ネーミング、ラベルデザインまで決定させるというものでした。
ここまで商品に深く携わることは私たち口上人本舗にとっても全く新しいチャレンジとなります。
私たちは、せっかくならば『これまでにないものを』という想いを念頭に置きながら全てのことに取り組みました。

最初のリモート会議は男性に見守られながらドキドキの開催でした。

直感で産み出した名前

まず決めたのは一番大切なネーミング。
出来上がったお酒をスタッフが試飲した印象を基に、それぞれ1人5案以上のアイディアを出し合い、全部で約30案ほど挙がったネーミングの中から決定したのが今回の
『カワイイ系サバサバ女子』と
『キレイ系おっとり女子』です。
この名前は、あるスタッフがこのお酒を飲んだ瞬間の直感から誕生しました。ミュージシャンでいう「降りてきた」という感覚と同じみたいです。笑
どうしてこう感じたのか、詳しいお話は各商品ページでご覧ください。
本当に多種多様なネーミング案がありましたが、両関酒造さん曰くこのネーミングとなった最後の決め手は『両関でも今までにない斬新なネーミングだったから』だそうです。
私たちの想いとシンクロした瞬間はとても嬉しいものでした。

なかなか見ないものを

そして次に決めたのはラベルのデザイン。
これまた悩みに悩み抜き、ネーミングと同じようにそれぞれでいくつもの案を出し合いました。
中にはとてもシュールなデザインもあり、みんなで実際にイメージするイラストをほぼ丸1日かけて描き上げたりもしました。
せっかくなのでその一部も記録として載せておきますね。
今でも描いたイラストを見ると自分たちでその独特な世界観にみんなで笑ったりしています。
ネーミングもですが、ラベルを決めるのがこんなに大変とは…
それでも終始楽しく考えさせていただきました。

シュール路線もなかなか捨てがたかった…

上のようなシュールなものとは全く違う、一番初めから候補に挙がっていたのがこのシルエット。
女性らしく且つ目を引くこのデザインもとても良く、本当に悩みました。
結論から言うとやっぱり女性向けということを考えると、女性らしい方がいい!!
そういうことで、あれもいいこれもいいと言いながら、瓶との兼ね合いも考慮しながら右往左往し、ようやくみんなが納得する今回のこのシルエットのデザインに至りました。
その後もキャップの色や裏ラベルのデザイン、コラボロゴなど何度も打ち合わせを重ね、細部にまでこだわりようやく造り上げた渾身のお酒がこちらです。
完成したお酒を眺めつつ、今回ボツになった大量のネーミングやラベルたちを見ると、色々な思いが詰まっているのを改めて感じる私たちです。

初めてだからこそ得られるもの

最初から最後まで女性のみで女性のために造った純米大吟醸。
初めての両関酒造さんとのコラボ、初めての酒米、初めてのリモート共同作業という初めてづくしで完成したお酒です。
全てがリモートでの打合せだったので、私たちはまだ直接会っての「はじめまして。」が出来ていません。
それでもこうして1つの商品を一緒に造れたことは、口上人本舗にとっても非常に貴重な経験となりました。
このお酒を飲んでいただいた方にどこかに伸びしろも感じ取って欲しいと思いつつ、少しでも多くの方に手に取っていただき、飲んでもらえることを心から願っています。
そしてこのコロナ禍が落ち着き、今度こそ対面で「はじめまして。」と両関酒造さんに言える日が来ることも口上人本舗は楽しみに待っています。

見かけたらぜひ味わってみてください。